特殊清掃の共同作業は可能ですか？
母が他界したのは5年程前で、そのときにはすでに私も兄も家を出てそれぞれ家庭を持っていたので、その後は多摩市の実家に父が一人で暮らしていました。母が生きていたときには私も兄も年に数回は実家を訪れていて、連絡もこまめにとっていました。父は昭和の頑固おやじを絵に描いたような人で、いざというときには頼りになるのですが普段は無口で私たち兄弟とはほとんど会話をする機会がなく、母がいなくなってからは実家を訪れることも連絡することもほぼなくなっていました。
そんな父が自宅で孤立死していたのを発見されました。ご近所さんが発見してくれたそうですが、そのときにはすでに死後かなりの時間が経っていて、その後は警察の現場検証も入りましたが、事件性はなく死亡原因は脳出血で逢ったことが分かりました。
父の訃報を聞いて私も兄も長く連絡をとっていなかったことを後悔していて、できれば自分たちも作業に加わりたいのですが、共同作業をお願いすることは可能でしょうか？
希望を擦り合わせながらの対応になります
特殊清掃が必要な現場であるとのことですので、まずはお客様とのヒアリングの後で、私どもが単独で現場調査をさせていただきます。その後で共同作業が可能かどうかを判断し、ご相談させていただきます。
もちろんできる限りお客様のご意向に沿うようにしたいとは思いますが、特殊清掃が必要な現場では、思わぬ危険が及ぶことがあり、さらに心理的なストレスの負担が高くなる恐れもあるため、希望を擦り合わせながらの対応となります。
孤立死された場合でも、発見が早ければ通常の清掃で良いケースもあります。しかし、特殊清掃が必要な現場は、死後ある程度の時間が経過していて、遺体から死臭が発生していたりや体液が流れ出たりしたり、場合によっては害虫が発生していたりしている可能性が高いです。さらに、目に見えないウイルスや細菌が空気中に気化して、感染症などを引き起こす場合もあります。
このような可能性のある現場には、専門業者である私どもがまず何が起きているか調査をし、安全なことを確認する必要があります。故人がB型肝炎やHIVな度に感染していて、病原菌がお部屋に充満していた場合は、命に関わることもあるのです。
さらに、すでにご遺体がなくても、死臭や汚物や害虫などが発生している部屋を掃除するということは、それだけでもメンタル的にかなり大変で辛い作業となります。遺族であることから、より精神的な負担が大きくなってしまうこともあるので、その点についても十分に話し合ったうえで対応を一緒に決める流れとなります。
もちろんできる限りお客様のご意向に沿うようにしたいとは思いますが、特殊清掃が必要な現場では、思わぬ危険が及ぶことがあり、さらに心理的なストレスの負担が高くなる恐れもあるため、希望を擦り合わせながらの対応となります。
孤立死された場合でも、発見が早ければ通常の清掃で良いケースもあります。しかし、特殊清掃が必要な現場は、死後ある程度の時間が経過していて、遺体から死臭が発生していたりや体液が流れ出たりしたり、場合によっては害虫が発生していたりしている可能性が高いです。さらに、目に見えないウイルスや細菌が空気中に気化して、感染症などを引き起こす場合もあります。
このような可能性のある現場には、専門業者である私どもがまず何が起きているか調査をし、安全なことを確認する必要があります。故人がB型肝炎やHIVな度に感染していて、病原菌がお部屋に充満していた場合は、命に関わることもあるのです。
さらに、すでにご遺体がなくても、死臭や汚物や害虫などが発生している部屋を掃除するということは、それだけでもメンタル的にかなり大変で辛い作業となります。遺族であることから、より精神的な負担が大きくなってしまうこともあるので、その点についても十分に話し合ったうえで対応を一緒に決める流れとなります。
