稲城市の実家には両親が亡くなった後で長男である兄夫婦が住み続けていたので次男の私は父が亡くなった時も実家を守ってもらえればいいと思い、父にはたいした貯金もないことは知っていたし私が結婚した時に兄からは多額なお祝いももらっていたので遺産の相続は放棄しました。
私には息子と娘がいますが兄夫婦には子供ができなくて、まだ子供が小さい時には良く実家に連れて行っていましたが、その後お義姉さんが子供のできない体質であることが判明して、両親も気を遣うようになり私も実家に子供を連れていくことはほとんどなくなりました。
それでも両親が生きている間はいろいろ会話があって上手くいっていたみたいですが、ムードメーカーだった母が亡くなると急に家の中が暗くなってしまい、父が亡くなってからは夫婦二人で会話もなくなってしまったみたいで、結局父が亡くなってから2年もしないうちに兄夫婦は離婚してしまいました。

離婚してしばらくは私も兄が心配で月に1度程度は様子を見に行っていましたが、そのうち間隔も空くようになり、兄が定年になってからは年に1度会いにいく程度になっていました。
今思えばもっと連絡を取っていれば良かったのですが、この度兄が家で孤独死いるのを近所の人に発見されて、私が兄の葬儀を挙げることになりましたが、死後かなりの日にちが経っていて、遺体が発見されたのも異臭がしていたからでした。