一人息子で両親の死に目を診ることができなったことは今でも心残りですが、今回昨年亡くなった父の後を追うように母も父と同じ病気で亡くなりました。
私は転勤族で、子供が大きくなってからは単身赴任の経験も何度かしておりもう少しすれば東京の本社の戻れると言われていたのでそうなれば親孝行もしようと決めていました。
父が亡くなった時も転勤中でしたが、海外へ出張している最中に入院中の父の容態が急変して結局海外で父の死の報告を受けました。
母の時も入院したことは知っていましたが、熊本にいて危篤状態になった報告を受けましたが、夜遅かったので早朝に熊本を出て今度こそはと思いましたが一足遅く旅立ってしまいました。

両親を亡くして府中市の家だけが残り、私が東京に戻ってきたら家は売却することにしてしばらくはそのままにしておくことを妻とも話し合って決めました。
ようやく本社に戻れることになって久しぶりに実家を訪れると、まだ両親の形見分けもしていなかったので父と母の想い出の品を選んでその他の荷物は遺品整理業者に頼んで処分してもらうことにしました。
そんなに急いでいませんでしたが、不動産会社に家の売却を申し込みとすぐに買い手が見つかったと報告がきて、まるいちさんには早急に作業をお願いすることになって大変申し訳ありませんでしたが、遺品の他にもたくさんの荷物を運び出してもらい、その後で清掃までしてもらえたお陰で無事家が売れることになりました。
遺品の一部はお焚き上げもしてもらってきちんと供養ができたので、はじめて嫌孝行ができたような気がします。