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特殊清掃とハウスクリーニングの違いとは?

faq-visitor11 先日多摩市に住む仲の良い友人のお父様が亡くなり葬儀に参列してきました。
火葬場にも行かせてもらって、親族の方たちともいろいろ話をしていると、故人様は一人暮らしをしていたマンションで孤独死したことが分かりました。
最近高齢者の孤独死が増えていることはテレビのニュースなどでも認識していましたが、そのときはじめて特殊清掃という言葉を聞きました。
詳しいことはよく分からなかったのですが、どうやら孤独死で亡くなった場合は通常のハウスクリーニングなどではなく特殊清掃という方法で対処しなくてはいけないとのことでした。
特殊清掃とハウスクリーニングの違いはどんなところにあるのでしょうか?私が無知なだけかもしれませんが、もう50年近く生きていますが、人生の中で特殊清掃という言葉に遭遇したことがありませんでした。昔から特殊清掃は存在していたのでしょうか?
yajirusi
A

特殊清掃には薬剤などの専門の知識が要求されます

ハウスクリーニングについては広く認識されていますが、特殊清掃という言葉を聞いたことがない方も大勢おられると思います。
特殊清掃は、平成以降から需要が増えていて、その背景には少子高齢化と核家族化の影響で高齢者の一人暮らしが増え、孤独死やゴミ屋敷などの社会問題が絡む事例が増えたことが関連しています。特殊清掃は十数年前から派生した新しいジャンルの仕事になります。
特殊清掃をするのに特別な資格は必要ありませんが、薬剤や機材などに関する専門の知識や技術が要求されます。
特殊清掃はハウスクリーニングでは汚れを落とすことができない難しい部屋や場所を専門に掃除するサービスであり、孤独死の他にも、自殺や事故現場、ゴミ屋敷、火災現場などで必要とされています。
人が亡くなってある程度の時間が経過した現場には、血液や体液などが残されています。死後かなりの時間が経っている場合は感染対策もしなくてはいけません。
感染症が疑われる場所を専門の洗剤や消毒薬を使用して、感染源の除去を確実に行い、作業する人は感染対策として防護服を着用します。これらは一般的なハウスクリーニングではできないことです。特殊清掃業者は、遺品整理や害虫駆除などにも対応しています。
特殊清掃では人が亡くなった現場の清掃を行うことが多いため、メンタル面での心構えもしっかりしてから作業に臨まなくはいけません。
現場にはこれまで嗅いだことがないような強烈な死臭が充満していることもあり、安易に現場に足を踏み入れると目で見た光景や臭いなどがトラウマになってしまうこともあります。

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