建物所在地や、搬送時点での部屋の状況から、「行きたくてもなかなか時間に都合がつかない」「遠方に住んでいることから、急いでいきたいが物理的に難しい」「連絡を受けた際に、部屋の状況を想像してしまい行きたくない」などの事情により、現地での調査立ち会いや同席ができないケースは多々あります。
また、昨今はコロナ禍であることから、可能な限り面会をしたくないという場合でも、鍵のお預かりから現場確認や調査、ご提案まで非面会で対応いたします。
現在弊社とお取引をしている管理会社様とでは、ケースによっては完全にメールや電話、リモート提案だけで完了引き渡しする事も少なくありません。
そもそもすでにご遺体が他の場所に移されていた場合でも、普通の人が孤独死の編場を目にして何も感じない人はほぼいなくて、心理的に大きなショックを受けてしまう場合が大半です。ショックが酷いとトラウマを抱えてしまい、PTSDになってしまう方もいるようです。
特殊清掃業者の役割の1つとして、心理的・精神的にサポートすることがあります。もちろん、安易に素人が孤独死の現場を掃除することはおすすめできません。
孤独死が起きて発見が遅れた場合はご遺体が腐敗し、そこから漏れだした液体などにより畳や床に汚染が広がります。このような汚れは一般的な清掃では落とすことができません。
さらに、孤独死が起きた部屋には強烈な死臭が漂い、その臭いは自然に消えることはありません。通常に清掃では臭いを落とすことができないため、特殊清掃業者による防臭作業が必要になるのです。
さらに、特殊清掃の現場では、感染症の予防を行う必要があります。ご遺体から染みだした体液や血液などには細菌や雑菌が多く含まれています。感染症の予防は素人が行えることではありません。
危険な感染症を広めないためにも、安易に現場に立ち入らないで、特殊清掃業者に任せましょう。