結論から言えば、特殊清掃業者でも煤払いや独特な火災臭を取り去ることが可能です。
自宅などで火災が起きると、建材や家財などが燃えることにより有害物質が発生し、鎮火した後には独特な臭いが残ってしまいます。火災現場に残る臭いを消臭することを火災現場消臭と呼びますが。それができるのが消臭や脱臭の専門業者と特殊清掃御者です。
火災現場を復旧させるためには、建物の焦げや煤などを完全に除去して消臭することが必要で、残置物から貴重品と使えなくなった不用品を分別し処分しなければいけません。不用品の処分は一般的な清掃業者でも対応できますが、火災現場を片付けるには防毒マスクなどの対策も必要で、安全面を配慮して作業を行うためにその他にも特別な道具もノウハウも必要になるため、特殊清掃業者などの専門業者に依頼する必要があるのです。
特殊清掃業者の仕事といえば、通常は孤独死などで長時間遺体が放置された現場の原状回復をすることですが、火災や水害などが起きた現場の復旧なども担っています。また、火災後の現場の状況が酷い場合は、煤払いや火災現場消臭をするだけでは原状回復が難しい可能性が高く、その場合は状況によって解体工事やリフォーム工事などが必要になることもあります。
特殊清掃業者の中には自社でそれらの作業にも対応できるところがあるので、事前に現場を見てもらって、どのような作業が必要なのか確認してもらい、見積書を作成してもらいましょう。自社で対応できない場合は他の専門業者に任せて対応してくれる場合おありますが、そうなると中間マージンが発生するので、その点を確認することは大事なポイントです。
火災保険に加入している場合は、そのことも伝えて保険で対応してもらってください。