[遺品整理 多摩市]
2021年02月18日
遺品整理と親和性の高い業務について
お世話になります。
昨日、埼玉県所沢市からお客様が来店されました。
厳密には遺品整理等のお仕事のご依頼・ご相談ではなく、業務提携や協力についての打ち合わせでした。
来客された方は、弊社小田原本社と同様に、地域の一般家庭の廃棄物収集運搬の委託業務や飲食店のグリストラップ清掃を全国的に展開する企業からいらして頂きました。つい先日、弊社も所属する日本除菌脱臭サービス協会にも加盟されたとの事で、手の足りない・届かないところで協力させて頂ければ更なる発展につながるのではないかと思います。
詳しい方ですと、遺品整理業務は新興のベンチャーや独立・開業したての企業が単独で業務にあたる事はできない、と御存じかもしれません。
100%リサイクル専門にすれば、単独自社施工も可能かもしれませんが、大半は「どうしても廃棄物にしかならない」「リサイクルは希望だけど本音は誰にも使ってほしくないから確実に処分してほしい」という要望もあります。よって、地域の(家庭系)一般廃棄物収集運搬業者様との付き合いは不可欠となります。
また、遺品整理に限らず、「テナントや法人・企業」の残置物撤去・廃棄物収集運搬のご相談や、引越業務、建物の修繕やリフォーム等のご相談も受ける事があるかもしれません。その時、ノウハウや許認可があれば問題ないと思いますが、個人的な経験から感じたのは、「業務の柱を1本に専任するより、お客様のご要望にあわせてその都度お応えする」という方針の方が、信頼される企業の要素になるのでは、と思いました。大きな柱で勝負するほどには、まだまだ業界のトップを走る方たちと比べられないところが多々あり、痛感しています。理念はブレずに「どれもが本業」という意識で臨んでいきたいと思っています。(このスタンスは同業の尊敬する葬儀社兼遺品整理業者の社長の御言葉を拝借しました)
この度、来社頂いた企業様はグリストラップ清掃とその管理システムに強みがあるそうです。以前「ホテルも兼ねたペットショップの消臭除菌作業」を世田谷区でお受けした事を思い出しました。ペット臭は収まりましたがなんとなく生臭い臭いが残っており、改めて調査してみると、原因は詰まったグリストラップでした。その時は自社で許可を持つエリアでしたので、槽の清掃は実施できましたが、状況や期日によっては難しい可能性もありました。そもそもグリストラップとは飲食店を始めに、厨房を要する宿泊施設や福祉福祉施設、学校、今回のようにカフェテリアを併設しているペットショップ等に設置を義務付けられています。排水した油脂や細かい食べ残し・調理くずを一旦阻集し、下水に油脂やごみを流さない衛生設備です。「厨房と自然環境を衛生的に保つ」という設備ですので、消臭除菌清掃や遺品整理に特化した業者様でもどこかでグリストラップ清掃業者様と協力せざるを得ない案件が入ってくる可能性もあるではないか、と思います。