[遺品整理 多摩市]
2021年04月03日
遺品整理の繁忙期について
お世話になります。
新生活のシーズンとなり、引越のトラックが目の前の多摩ニュータウン通りでの往来が目立つようになりました。しばらくは続くのではないでしょうか。引越業者様の繁忙期は今まさにピークだと思いますが、当社のような遺品整理業のピークはいつなのかとたまに聞かれることがあります。あまり興味はないかと思いますが、遺品整理の実態、という事で流し読みで構いませんので一読頂けると幸いです。
営業方針や業務対応力によってまちまちだと思いますので、区分を設けてご案内します。
@新生活のシーズン(3月、4月)
引越に伴う不用品の処分としてご依頼を頂く事があります。厳密にはここではあまり遺品整理の要素は少なく、どちらかというと新しい住居での役目は無くなった家財や不要家庭ごみの処分が主です。業者によっては、引越の貨物許可を取得している場合、同時にワンストップで対応されるケースもありますが、企業規模の都合上、なかなか取得が困難な為、そのような業者はありそうで実は少ないと言えます。(引越業者との業務提携がある整理業者はかなり多いと思います。当社もそうです)不動産業者との取引が多く、引越・空室清掃・不用品処理等広くカバーしている整理業者はこの春が繁忙期なのではないかと思います。多摩市は大学や専門学校が多く、学生が住みやすい環境の為、1K、1Rの引越がかなり多く、現状復旧や空室清掃も非常に回転があると聞きました。
A夏(7月から9月)
特殊清掃業も兼任している遺品整理業者は、一年を通して夏が最大の山場とも言えます。単身世帯での住居内で亡くなられた場合、臭気が原因で夏場に孤独死が発見されるケースが多い為、作業稼働率が非常に高くなります。業者によっては1日3現場の施工に入る等、間違いなく繁忙期と言えます。但し、遺品整理や家財整理等を中心にアプローチしている業者はそこまで目立って過密なスケジュールではないかと思います。当社もやはり夏場が繁忙期です。原状復旧・工務店、管理会社との取引が多く、特殊清掃をPRしている業者は夏が繁忙期と言えます。
B年末(12月)
清掃にも力を入れている遺品整理業者は、年末の大掃除のご依頼の割合が高くなる傾向があります。エアコンクリーニングも自社施工している業者は春〜夏の5月〜9月が一年を通しての繁忙期と言えますが、メニューに拘らずレンジフードやキッチン、浴室等の清掃もしっかり行う業者は「年末の不用品の処理+スポット清掃」をお受けするケースも珍しくありません。一般のご家庭だけでなく、法人のオフィスや飲食店・商業施設様もセットでご依頼されるケースが増える時期となります。新年をすっきりとした気分で迎えたいのは個人だけではないということでしょう。また、乾燥する時期ですので火災案件も対応する業者も出動が増える時期とも言えます。幸い多摩地域での現場施工の実績は数少ないですが、火事には十分注意したいところです。ハウスクリーニング、火災復旧にも積極的に請け負い、様々なお取引がある整理業者は年末が繁忙期なのではないかと思います。
少し無理やりな区分けですが、業者によっては@、A、B、全てがピッタリ当てはまるのかもしれませんし、一年中通して忙しい業者もいるかもしれません。Aだけを稼ぎ時として、あとはゆっくりマイペースに事業展開している業者もいるかもしれませんが、おそらく確実に言えるのは「常に波がなく安定して営業稼働している業者」は私の知っている範囲ではないと思います。(家庭ごみの委託収集はまた別のお話ということで)
まだまだ新参者の部類ではありますが、7年この業界にいますと、どうしても忙しさに偏りが出てくると感じています。上記の通り、当社も夏がピークで、体力的にも過酷になる案件も少なくない為、売上に見えない慌ただしさがあります。