[遺品整理 多摩市]
2021年04月26日
遺品整理でのトラブル・ヒヤリハット
お世話になります。
「もし、自分が亡くなった時にどういう業者に作業をしてほしいか」という根本的な姿勢は、我々は忘れてはならないと思います。
遺品やお部屋の状況で、わかった気でいるつもりで上から目線で評価したり、気に入らない事があると悪態をつく業者(それもそれなりに業歴はある業者)の噂は横のつながりで回ってきます。搬出作業を専門の派遣会社を利用すると、そこの派遣スタッフから「〇〇という会社の遺品整理現場は内容と人数が見合っていなかったし、態度も悪かった」等、結構リークされますので、本当に気を付けないと悪評はあっというまに広がります。私共では幸いそのようなクレーム等にならないよう十分注意して作業に臨んでいますが、このご時世ですからより気を引き締めないとと思います。参入がしやすい業種ですので、他の業種よりもトラブルになりやすい側面もある為、以前にも書きましたが、「相見積もりをとったり、問い合わせ先の業者をきちんと調べること」は重要です。処理の手法や契約・書類の手続きや、本当に望み通りの内容に沿ってもらえるかどうか。なかなか面倒ですが、「家をリフォームする」「車を買い替える」くらいの費用がかかる事もありますので、そのくらいの気持ちで業者を選んだほうが良いかと思います。
さて、本題の「遺品整理でのトラブル」についてですが、いくつか実例を挙げてみたいと思います。
@PC・スマホを勝手に捨てられた
管理会社・ご遺族双方から事前にパソコンとスマートフォンを捜索・確保してくださいと言われていたのに処分してしまった同業者がいました。打ち合わせ時の営業担当と、現場作業員が違う為、連絡不十分が原因のミスのようです。営業担当と現場担当が違う事は悪いことではありません。担当が同一人物でも起きるエラーです。連絡不足と失念。そのような事態を避ける方法はいくらでもありますが、万が一という事もありますので、依頼者側からすると確実なのは、「一緒に現場に入る」「作業当日に念押しする」のが良いかと思います。
A重量物・大型家具が搬出できない
これもまた聞きになりますが、一軒家の一室に大きな小屋があるお客様がいたそうです。プレハブの小さなお部屋があったそうで、予定を超えて少しずつ解体をして作業をしたそうですが、業者によっては対応しきれないのでは?というくらいの難易度だったそうです。
基本的に運び込まれたものは必ず外にも出せるもの、と考えていますが、物によっては室内で組み立てられた物が結構あります。ドア枠の広さや階段の傾斜・曲がり具合、廊下の幅等、確認不足で運び出せない時があります。これは完全に業者の経験と機転で対応できますが、そうでないものもあります。例えばピアノです。機転や経験だけでは難しい場合、ベランダから吊り下げをする以外に方法が無い場合は機材や車両がそれ相応のものが要ります。事前確認不足で搬出が出来ない、という事も十分あります。今のところ弊社ではそのような事態はありませんが、もしかしたら「なくはないトラブル」とも言えなくもないです。事前の現地調査は本当に大事です。見積のオンライン化が進むと、そのようなケースも出てくるのかもしれませんね。