[まるいちブログ]
2015年12月01日
なかなか査定が厳しい物品について
お世話になります。
本日は多摩市内で遺品整理を行いました。
そこで、気になる疑問の代表格が「これは値が付く物ではないか」です。
古美術やほぼ新品の電化製品や新書(コミック本や新しい文芸書)、映画ソフトは「大体」値が付きます。
一目で判断できる物は上記の物品です。
その反面、文学全集・図鑑は古書店でもなかなか査定が厳しく、受取不可の場合が多くなったそうです。
売却できるかの最初のラインは、「自分が今欲しいものかそうでないか」です。
型が古く、燃費の悪い冷蔵庫はいくら綺麗に使っていても、お金を払ってまで欲しいかはちょっと疑問です。
次に「世間の需要と供給のバランス」です。
一昔前の文学全集ブームで、何十冊もお持ちの方は結構いらっしゃるかと思いますが、昨今では買い手が少なくなり、供給過多になっています。
その他に査定が厳しい物として、着物関係です。着物自体だけでなく、着物専用の和ダンス等も買取が厳しい状況です。
日常的に着物をお召しになる方が少なくなってきた為です。それに関連して最近は大型のタンスや書棚よりも、コンパクトなタンスや本棚に価値が高くなっているそうです。そういう状況が続くと、生活様式が変わっていく寂しさを実感します。
最近の実例で、思ったよりも高く値が付いたものと言うと、ある蒸留酒です。
実家の父の所蔵のブランデーを査定してもらった所、意外にも高額になり、驚きました。
眠っているお酒(日陰で保管、包装済み、未開封)がありましたらご相談下さい。